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ベトナム1部SLNA出身の元サッカー選手、在日ベトナム人向けのアマチュアサッカー大会出場中に昏倒

ベトナム1部ソンラム・ゲアン(SLNA)の下部組織に所属していた元サッカー選手が、日本で開催されたアマチュアサッカー大会に参加中、突然ピッチで昏倒し、そのまま救急車で緊急搬送された。

photo:Bongda+

ゲアン民のSNSページによると、かつて期待の若手DFだったチャン・ゴック・ズンが、異国の日本で急な病に倒れた。

ゴック・ズンは、10月12日に開催された在日ベトナム人による国内最大規模のサッカー大会に出場していたが、何の接触プレーもなかった場面で突然ピッチに倒れこんだ。大会実行委員会は即座に試合を止めて、救急車を呼び同選手を病院に緊急搬送した。

関係者によると、ゲアン省の若者が見舞われた不幸な事故は、冬の日本の寒い気候の中で10時間に5~7試合も行わなければならない過酷なスケジュールに起因する可能性があるという。同選手は現在も病院で集中治療を受けているとのこと。

Photo:bongda+

チャン・ゴック・ズンは2003年生まれの20歳。名門SLNAの下部組織で育ち、将来を嘱望された若手DFだった。U-19とU-21ベトナム選手権では、SLNAのキャプテンとして出場。同年代には、U-23ベトナム代表のMFディン・スアン・ティエンやDFホー・バン・クオンがおり、SLNAユースでは同選手は左SBのレギュラーを務めていた。

180cmの長身を持ち、技術・フィジカル・戦術理解に秀でた名選手だったが、膝に重傷を負ったことで、プロ入りを諦めざるを得なかった。SLNA下部組織を退団後、アマチュアサッカーの舞台でサッカーを楽しんでいたが、初めて出場した海外の大会で不幸な事故に見舞われた。

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