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ベトナム連盟、初出場のW杯初戦で女王アメリカに奮闘したベトナム女子代表に8億VNDの報奨金

FIFA女子ワールドカップ2023は7月22日にグループEの第1節が行われ、初出場のベトナム(FIFAランク32位)は大会2連覇中の女王アメリカ(同1位)に0-3で敗れて黒星スタートとなった。しかし、ベトナムサッカー連盟(VFF)は試合後、優勝候補筆頭のアメリカ相手に奮闘したチームを称えて、8億VND(約470万円)の報奨金を贈ることを決定した。

Photo:VFF

アメリカ女子代表は、2019年の前回大会でタイ女子代表を13-0の大差で下している。このことから、多くのメディアがベトナムの大敗を予想したが、ベトナムは立ち上がりに失点した後も、集中を切らさず、大きく崩れることはなかった。

この試合では、GKチャン・ティ・キム・タインのPKストップもあり、ベトナムの粘り強い守備が目立ち、アメリカのヴラトコ・アンドノフスキ監督も「もっとゴールが欲しかったが、ベトナムの組織的な守備に手を焼いた」とコメントした。

一方、敗れたベトナムのマイ・ドゥック・チュン監督は、「この大会、ベトナムにとって多くの困難が待ち受けていることは分かっていた。特に、前回女王アメリカとの対戦は大きな試練だった。試合前、ベトナムはレベルやフィジカルでは劣るかもしれないが、精神力ではベストを尽くすと約束した。そして、選手たちはそれを果たした。このチームを誇りに思っている。」と語った。

また、2019年大会のタイ女子代表で団長を務めた実業家のヌアンパン・ラムサム(通称マダム・パン)は試合中に自身のSNSで、「ベトナムチームに感謝。ワールドカップ初戦で世界最強のアメリカを相手に前半わずか2失点。女子サッカーを愛する者として心よりエールを!」と投稿した。

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