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【AFF U-19女子選手権2023】井尻監督率いるベトナムがミャンマーに逆転勝ち、3大会連続で決勝進出

インドネシアで開催中の第3回AFF U-19女子選手権2023は、7月13日に準決勝が行われ、井尻明監督が率いるU-19ベトナム女子代表がU-19ミャンマー女子代表に2-1で逆転勝利を収め、3大会連続となる決勝進出を決めた。

Photo:thethao247

グループBを圧倒的な強さで首位突破したベトナムは、グループC2位通過のミャンマーよりも下馬評が高く、これに先立ち同じ年代で対戦したU-18代表の大会でもベトナムが4-1で大勝していたことから、ベトナムの優位は揺るがないと見られていた。

しかし、準決勝ではミャンマーが立ち上がりから果敢に攻めてベトナム守備陣を慌てさせた。ベトナムは開始早々の8分、守備の乱れを突かれて失点。出鼻をくじかれたベトナムはここから同点ゴールを目指して攻撃陣を押し上げた。ベトナムの努力が実ったのは43分、CKの流れからFWゴック・ミン・チュエンがヘディングで同点ゴールを決めて、前半を1-1で折り返す。

後半も一進一退の攻防が続き、どちらも決定機は少なかった。後半アディショナルタイムには、ベトナムのシュートがクロスバーを直撃する惜しいチャンスがあったが、勝ち越し弾とはならず、1-1のまま試合は延長戦に突入。

両チームが死力を尽くした接戦は104分、FWレ・ティ・チャンがスピードに乗ったドリブル突破から値千金のゴールを決めてベトナムが勝ち越し。これが決勝弾となり、ベトナムが2-1でミャンマーに競り勝ち、3大会連続となる決勝進出を果たした。

なお、同日行われた準決勝のもう一試合では、U-19タイ女子代表が開催国U-19インドネシア女子代表を7-1で下した。これにより、7月15日の決勝カードはベトナムvsタイの宿命のライバル対決となった。

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