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日本人漫画家の馬場民雄氏、ベトナムサッカーを題材としたサッカー漫画「ソン・ゴール」を制作

ベトナム通信社の報道によると、KADOKAWA株式会社は近日中に、日本の漫画家である馬場民雄氏によるベトナム人とブラジル人の混血として生まれたサッカー少年の成長を描くサッカー漫画「ソン・ゴール(Son Goal)」の発行を開始する。これは、ベトナムサッカーについて描く初めての日本の漫画作品。

Photo:vietnam+

物語の主人公は、ブラジル人の父親とベトナム人の母親を持つ少年「ソン」。父親の仕事の関係でベトナムで暮らすようになり、そこで現地の少年たちと知り合い、彼らが所属する弱小サッカーチームを強いチームにする手助けをするという内容。

ブー・ホン・ナム駐日ベトナム大使とKADOKAWAグループ執行役員の青柳昌行氏は東京で行われた会談で、キムドン出版の協力により同作品の制作にこぎつけることが出来た。作品を読んだ日本とベトナムの両国の子供たちに、スポーツの素晴らしさとチームワークの大切さが伝わることを望んでいると語った。

また、作品にはベトナムの有名な観光地なども多数登場するため、作品を読むことで、ベトナムの土地やベトナム人のことをより深く知ることが出来るという。青柳氏は、同作品の発行後、在日本ベトナム大使館を介して、ベトナムの子供たちに同作品1000冊をプレゼントする意向を示した。

これを受けたナム大使は、KADOKAWAグループに対し、ベトナムサッカーを題材とした漫画作品の発行に感謝の言葉を述べ、「ベトナムの少年は漫画もサッカーも大好きなので、きっと喜ぶだろう。」と話した。

馬場民雄氏プロフィール

1968年生まれ。岡山県出身。デビュー作は『ADAM’S ALE』。代表作は『虹色ラーメン』、『麺屋台ロード ナルトヤ!』、『デカ教師』、『火星のココロ』、『やんちゃ☆ゴール!』など。

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