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W杯アジア最終予選第8節、ベトナムが旧正月決戦で中国に3-1快勝 東南アジアの国として最終予選初白星

FIFAワールドカップ・アジア最終予選はテト(旧正月)元日に当たる2月1日にグループBの第8節、ベトナム代表と中国代表の試合がファム・ミン・チン首相の見守る中、ハノイ市ミーディン国立競技場で行われ、ベトナムが3-1で快勝した。同予選7連敗中だったベトナムはこれが待ちに待った初勝利。新年を迎えてお祝いムードの国民にとっては嬉しいプレゼントとなった。

Photo:tintuc

初勝利を目指すベトナム代表のパク・ハンソ監督は、現時点での最強メンバーをスタメンに送り出して得意とする堅守速攻の戦術を展開。ベトナムは9分、MFドー・フン・ズンのクロスにDFホー・タン・タイが頭で合せて先制し、幸先の良いスタートを切る。

さらに16分には、FWファム・トゥアン・ハイとMFドー・フン・ズンのコンビプレーで右サイドを切り崩し、最後はFWグエン・ティエン・リンが決めて追加点。序盤に2点を先行したベトナムは、その後、中国の攻撃をシャットアウトして前半を2-0で折り返す。

後半に入ると、中国はフレッシュな選手を投入して攻撃陣に新しいか風を吹かせようと試みた。これにより中国の攻撃は前半よりも活性化したが、ベトナムは堅い守備でこれをしのいでいく。効果的な攻撃が見せられない中国に対し、ベトナムは76分、途中出場のMFファン・バン・ドゥックが鮮やかなミドルシュートを叩きこんで3点目。

その後、ベトナムは後半ATの97分に1点を返されるも、ホームで中国を3-1で下して嬉しい初勝利。なお、この勝利により、ベトナムはワールドカップ・アジア最終予選で勝利した最初の東南アジアの国となった。

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