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Vリーグ2020第4節、各地のダービーで白熱した試合

Vリーグ2020は6月11日と12日の両日に第4節の試合が全国各地で行われた。今節では、各地で多くのダービーが開催された。ホーチミン・シティ(HCMC)とサイゴンFCが激突した“サイゴンダービー”では、やや劣勢だったサイゴンFCが後半のCKのチャンスをものにして1-0で勝利。この結果、得失点差で他チームを上回り、サイゴンFCが首位に浮上。HCMCは今季初黒星で6位に後退した。

隣町同士によるSHBダナンとクアンナムFCの“中部ダービー”は予想外の展開となった。リーグ3連敗で最下位に沈むSHBダナンは、この試合に負けると、レ・フイン・ドゥック監督の退任問題に発展するであろう重要なホームゲーム。この危機感が選手たちを奮い立たせたのか、ダナンの攻撃陣が奮起。前半を1点リードで折り返したダナンは後半に入ると、攻撃陣が爆発して、終わってみれば6-1の大差でダナンが勝利した。ダナンはこれが今季初白星。レ・フイン・ドゥック監督はとりあえず首の皮一枚で辞任を免れた。

ホンリン・ハティンとハノイFCの試合でも珍しい出来事が発生。現在のホンリン・ハティンはもともとハノイFCのBチームだったのが2年前に移転して改称したもの。この試合では、収容人数2万人のハティン・スタジアムに2万2000人もの観客が押し寄せたため、観客席に入りきらず、前半途中から観客がピッチサイドに流れ込んできた。これにより、試合が中断して、前半のアディショナルタイムが22分という珍事が発生した。なお、試合はハティンが王者ハノイ相手に大健闘を見せて、1-1で引き分けている。

第4節の結果は以下の通り。

ビンズオン 5-0 ハイフォン
SHBダナン 6-1 クアンナム
ベトテル 1-1 タンクアンニン
HAGL 1-1 ナムディン
タインホア 0-0 SLNA
ハティン 1-1 ハノイ
HCMC 0-1 サイゴン

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