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FC東京とサイゴンFCが提携、両クラブの担当者が今後の計画や提携の狙いを語る

J1のFC東京とベトナム1部サイゴンFCは去る4月30日、45周年目のベトナム南部開放記念日にあたる日に、正式にクラブ間提携を結んだ。これについて、サイゴンFCのブー・ティエン・タイン会長兼監督が地元メディアに今後の計画などを語っている。なお、ベトナムでは現在、新型コロナウイルスの影響で国内リーグが中断しているが、5月下旬にはカップ戦が開幕し、6月上旬にはリーグ戦も再開となる見通しだ。

ベトナムでは、既に1か月近く市中感染による新型コロナの新規感染者が見つかっておらず、国内では新型コロナが終息に向かっている。これを受けて、政府は臨時休業命令を出していた殆どの業種の営業再開を認め、スポーツイベントの開催も原則解禁とした。街には日常生活が戻って活気に溢れており、大勢のサッカーファンがリーグ再開を心待ちにしている。

そんな中で飛び込んできたのが、今回のサイゴンFCとFC東京の提携ニュースだ。サッカーロスのファンたちは、このニュースにも興味津々。サイゴンFCはもともとハノイT&T(現ハノイFC)のセカンドチームで、4年前のシーズン序盤に首都ハノイ市からホーチミン市に電撃移転してきたクラブ。昨シーズンは14チーム中5位で、リーグでは中堅どころ。しかし、ベトナム代表FWグエン・コン・フオン(元水戸)を筆頭に代表クラスを多数擁するライバルのホーチミン・シティFC(HCMC)と比べると、やや影が薄い存在だ。HCMCは2年前まで日本人監督の三浦俊也氏(元ベトナム代表監督)がチームを指導し、“英雄”レ・コン・ビン(元札幌)が会長を務めるなど、何かと派手な話題を振りまくクラブで、昨シーズンは優勝争いに絡み、2位でフィニッシュした。

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