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Vリーグ2019第8節、HCMCが数的不利を物ともせず逆転勝ちで首位返り咲き

レ・ドゥック・アイン元国家主席の国葬が5月3日と4日に執り行われたことにより娯楽活動が自粛された影響で、日程調整されたVリーグ2019の第8節が5月5日と6日の両日に行われた。今節では、熾烈な首位争いを演じるホーチミン・シティ(HCMC)が敵地でサンナ・カインホアと対戦。後半の早い時間帯に選手が一人退場して数的不利となったHCMCだったが、1-1で迎えた終盤88分に勝ち越しゴールを奪って見事な逆転勝ちを収めた。

首位に立つ王者ハノイは、敵地でベカメックス・ビンズオンと対戦。前半の早い時間帯に2失点を許した後、前半終了間際に1点を返すと、守備を固めたビンズオンから後半ATに同点ゴールをもぎ取って2-2の引き分けに持ち込んだ。これでハノイは今季唯一の無敗をキープ。しかし、首位争いのライバルであるHCMCが勝ち点3を追加したため、勝ち点19のHCMCが首位に再浮上、ハノイは2位に転落した。

メインスポンサーの撤退により、今オフに戦力流出が続いて下位に低迷するタインホアは、こちらも今季不調のクアンナムFCとホームで対戦。双方合わせて6枚のイエローカードが飛び交う荒れた試合は、タインホアが3-2で競り勝って今季初白星を挙げた。

 第8節の結果は以下の通り。

ビンズオン 2-2 ハノイ
ダナン 1-0 タンクアンニン
HAGL 2-0 ナムディン
ベトテル 0-0 SLNA
サイゴン 1-0 ハイフォン
タインホア 3-2 クアンナム
カインホア 1-2 HCMC

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