ベトナム1部タインホアFCポポフ監督「アジアにプロ意識を根付かせたかったが甘かった」
ベトナム1部ドンア・タインホアFCのヴェリザール・ポポフ監督(48歳)はこのほど、ブルガリアメディアのインタビューに応じて、ベトナムやアジアのサッカーで経験した多くのことを語った。同監督はモルディブやオマーン、マレーシア、ミャンマーなどのクラブや代表チームの監督を歴任した後、2022年からタインホアFCの監督を務めている。
ポポフ監督のもとで、タインホアは大きく躍進。2023シーズンの前期を首位で折り返し、最後は4位でフィニッシュ。また同年のタインホアはベトナムカップ初優勝という快挙を達成し、ベトナムスーパーカップではリーグ王者ハノイ公安FCを下して優勝して2冠に輝いた。
ポポフ監督はインタビューの中で、アジアサッカーの可能性を高く評価し、テクニカルな選手が多いとした一方で、その限界についても指摘した。以下はポポフ監督のコメント内容。なお、同監督は今季限りでVリーグを去るとされており、今後はヨーロッパか南米で腕試しをしたいと考えているとのこと。
「選手の質の部分について、アジアの選手は高いテクニックとアジリティを持ち、非常にエネルギッシュだ。ただし、持久力やフィジカルの面ではヨーロッパの強靭な選手とはだいぶ異なる。」
「アジアに来て最初の数年は、ヨーロッパのようなプロフェッショナリズムを根付かせることが可能だと考えていたが、その考えは甘かった。誰もがそれがプロの在り方だと分かってはいたが、それを受け入れかは全く別の話だ。特定の固定観念や生活スタイルを持つ一部の国では、宗教的な問題が非常に重要になってくる。」
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