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ベトナム杯8強進出のハノイFC岩政監督「この国のサッカーの成長のために、サッカーを語って報じて欲しい」メディアの成長を促す

岩政大樹監督が率いるハノイFCは、3月12日にホームのハンダイ・スタジアムで行われたベトナムカップ2023-2024のラウンド16でホンリン・ハティン(HLHT)を迎え撃ち、2-1で勝利してベスト8に駒を進めた。

試合後、岩政監督は選手たちのパフォーマンスに賛辞を贈りつつ、後半に散見された相手チームのラフプレーについて言及。また、集まった報道陣に対しては、ベトナムサッカーの成長のために、より多く、より深くサッカーについて語って報じて欲しいと提言した。

岩政監督は試合後の記者会見で以下のように語っている。

Photo:TheThao247

前半は良い内容でしたが、終盤1点差に詰め寄られるなど苦しい時間帯がありました。試合全体を通じて、どう評価しますか?

「今日はトーナメントなので得失点差は関係ないですし、勝つか負けるかしかありません。今日は我々が勝ったので、そこは評価しています。ただ、今日の後半を観てもらって、皆さんがどう感じているのか非常に疑問があります。4日前のリーグ戦では、ベトナム代表のエースであるFWファム・トゥアン・ハイが危険なファウルを受けて怪我をしました」

「今日の後半も相手チームの選手たちが、ハノイの選手の足に向かって何度も危険なタックルをしていました。これが注意されない、カードも出ない。こうしたプレーの数々で我々の選手は足を傷つけられました。怪我をしてからでないと変われないというのは、ベトナムにとって大きな損失だと思います。今日は大きな怪我人が出ませんでしたが、サッカーはスポーツであって、ルールは選手を守るために存在しています。しかし、今日は選手たちが守られていませんでした」

「こうした問題は、これまでもいくつかのゲームで見てきましたけれど、それで選手たちが怪我をしないように願うしかないのか、ここにいるメディアの皆さんが改善するように声を上げるのか、どうか見たままのことを取り上げて語っていただきたいと思います。とはいえ、サッカーの内容で言うと、非常にいい試合が続いていますので、今日も完勝と言える試合だったと思います」

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