ベトナムフットボールダイジェスト+

国際親善大会「ハナプレイカップ」、岩政監督のハノイFCは数的優位を活かせず2試合連続PK負けで最下位フィニッシュ

国際親善大会「ハナプレイカップ2024」は1月27日にハノイ市ハンダイ・スタジアムで大会最終日の試合が行われた。今大会には、地元ハノイ市を本拠地とするハノイFCとテーコン・ベトテルFC、海外からは韓国の大田ハナシチズン、インドネシアのバリ・ユナイテッドの計4チームが出場した。

Photo:Hanoi FC

ハノイダービーとなった初戦で、テーコン・ベトテルにPK戦(0-0(3-4))での敗戦を喫した岩政大樹監督率いるハノイFCは、3位決定戦でバリ・ユナイテッドと激突。アジアカップを終えて帰国したベトナム代表のMFドー・フン・ズン、MFグエン・ハイ・ロン、DFファム・スアン・マイン、DFドー・フン・ズン、FWグエン・バン・チュオンがベンチ入りしたが、残念ながら出番はなかった。

ハノイFCはホームのアドバンテージがあったものの、早い時間帯にバリ・ユナイテッドに先制を許して1点を追う展開となる。その後は徐々に主導権を握り返し、さらに37分にはバリ・ユナイテッドが退場者を出したため、ハノイFCが数的優位に立つ。

後半に入ると、1人多いハノイが立ち上がりから攻勢を強めて、ブラジル人FWデニソン・ペレイラ・ジュニオールのヘディングで同点とする。これで一気に流れがハノイに傾くかと思われたが、試合はその後も膠着状態が続き、双方いくつかチャンスがあったが決めきれずにPK戦に突入。

バリ・ユナイテッドが全員成功したのに対し、ハノイFCはDFグエン・ドゥック・アインが失敗。このPK戦を5-4で制したバリ・ユナイテッドが3位となり、ハノイFCは最下位で大会を終えた。なお、その後に行われた決勝では、大田ハナシチズンがテーコン・ベトテルを2-1で下して優勝している。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ