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J1 FC東京、ベトナム1部SLNAを訪問 将来的な提携の可能性を模索

J1のFC東京の代表団がこのほど、ベトナム1部ソンラム・ゲアン(SLNA)を訪問し、両クラブの将来的なパートナーシップ構築の可能性などを含めて話し合った。なお、FC東京は以前、サイゴンFC(解散済み)と提携関係を結び、フロントや育成部門の専門家を派遣していた。

今回の訪問は、交渉プロセスにおける重要なマイルストーンとなり、育成、スポンサーシップ、トレーニングなどでの協力に関し、互いの共通の見解について模索。FC東京の代表者らはこの席で、Jリーグは東南アジア選手に門戸を開いており、近い将来、SLNAの選手がJ1の舞台でプレーする日が来ることを願っているとした。

Photo:SLNA FC

SLNAは先日、J2水戸ホーリーホックとの間で、両クラブの発展や人材育成を主目的とした包括的連携協定を締結したばかり。契約期間は2024年1月1日~2024年12月31日。

なお、SLNAはベトナムを代表するプロサッカークラブの一つ。北中部ゲアン省は、国内随一のサッカーどころとして知られ、これまでに数多くの代表選手を輩出。特に若手育成には定評があり、アンダー世代のベトナム選手権では今も目覚ましい成績を残している。一方で、近年はトップチームが低迷。下部組織出身の主力選手が契約満了の時期を迎えると、より良い待遇を求めて移籍するという流れが続いおり、安定した戦力を確保できないのが主な原因だ。

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