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【ACL23-24】ハノイFCトゥアン監督代行、GS最終節の浦和戦で若手起用を示唆

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-2024のグループJ第6節、ハノイFC(ベトナム)と浦和レッズ(日本)の試合を翌日に控え、ハノイFCのレ・ドゥック・トゥアン監督代行が前日記者会見に臨んだ。ハノイFCは、国内リーグではディン・テー・ナム監督が指揮しているが、ACLではライセンスの関係もあり、コーチのトゥアン氏が監督代行を務めている。

ハノイFCはここまで1勝4敗の同組最下位に沈んでおり、既にグループステージ敗退が決まっているが、監督代行はホームで迎える試合でベトナムサッカーの良いイメージを残すべく、ラストマッチへの意気込みを語った。

ACL初出場のハノイFCは、ハノイ市ミーディン国立競技場で行われた第4節の武漢三鎮(中国)との試合で2-1の劇的な逆転勝利を収めて嬉しい初白星を挙げた。ハノイFCは今季リーグ戦でも不審にあえいでおり、これが23-24シーズンに入っての初勝利でもあった。これで調子を上げるかと思われたが、12月3日に行われたVリーグ第4節でビンディンFCにホームで0-1の敗戦を喫するなど、なかなかコンディションが上がらない。

ハノイFCは過密日程となるため、体力的に厳しいが、それは浦和も同じこと。現在同組2位の浦和は僅かにグループステージ突破の可能性を残しており、アウェイで臨むハノイ戦は絶対勝利が必要のため、気迫のこもったプレーを見せてくれるだろう。アウェイで行われた第1節では、浦和に0-6の大差で敗れているハノイFCもホームの意地を見せたいところだ。

Photo:Thethao247

以下はトゥアン監督代行のコメント内容。

「ハノイFCは多忙なスケジュールを経て、ACLに別れを告げたばかりだ。最終節の目標は、ホームのサポーターに献身的な試合を見せること。また、今後の試合を考えて戦力を調整する必要もある。直近では、3つの大会(Vリーグ、ベトナムカップ、ACL)で試合をしなければならなかったが、今季のハノイはそこまで選手層が厚くない。移動距離が長く、休息は短く、選手たちが怪我をしやすい条件だ。そのため、若手も含めて戦力をローテーションしなければならない。彼らはピッチで自分を表現する準備ができており、いずれもこれからの成長の可能性を秘めた選手ばかりだ。」

「ハノイFCはここまで強力な3チームと5試合を経験した。今大会の敗退で学んだ教訓は、質の高い外国人選手の必要性だ。タイの各クラブはここに大金を費やした。質の高い外国人選手と優秀なローカル選手を組み合わせれば、強いチームができるだろう。」

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