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【ACL23-24】初出場ハノイFCは昨季アジア王者の浦和に6失点で2連敗

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-2024のグループJ第2節、ハノイFC(ベトナム)と浦和レッズ(日本)の試合が10月4日にさいたまスタジアムで開催され、ハノイが0-6の大差で敗れた。ホームで行われた第1節浦項スティーラース戦で2-4の敗戦を喫しているハノイは、これで2連敗。一方、前節ドロースタートの浦和はこれが初白星となった。

Photo:Hanoi FC

初出場ハノイは、ベトナムの強豪としての地位を確固たるものとしているが、昨季ACL王者の浦和とのアウェイでの対戦では力不足を露呈した。ハノイは10分、CKから2試合連続となるオウンゴールを献上すると、19分には新加入のDFダミアン・ル・タレクがペナルティエリア内でファウルを犯し、PKを与えてしまい、これを決められて早い時間帯に2失点。37分には守備が甘くなったところを突かれて3失点目を喫し、前半を0-3で折り返す。

シーズン前ということもあり、コンディション不良からハノイは後半もピリッとせず、失点を重ねていき、終わってみれば、大量6失点での大敗。途中、浦和が自陣に引いたときは、ハノイもボールを持つことができ、新加入のFWジョエル・タグウが身体能力を活かしてシュートを放つシーンもあったが、決め手に欠いて無得点。

ハノイは0-6の大差で敗れて今大会2敗目。試合後、ハノイのボジダル・バンドヴィッチ監督は、「ハノイにとって厳しい試合となった。相手は強く、悪天候にも見舞われた。勝利した浦和を祝福したい。彼らは前半の連続ゴールで、アジア王者としての力を証明した。浦和はセットプレーをうまく活用し、我々はこの試合でCKとPKから多くの失点を許した。ポジティブな点としては、我々も前半終盤に幾つかのチャンスを作ったこと。しかし、フィニッシュの精度が甘く、ゴールには結びつかなかった。グループステージは残り4試合ある。最後までベストを尽くすつもりだ」と話した。

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