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【国際親善試合】ベトナム女子代表、W杯開催国ニュージーランドに0-2敗戦

オーストラリアとニュージーランドが共同開催するFIFA女子ワールドカップに出場するため、グループリーグの開催地ニュージーランド入りしたベトナム女子代表(FIFAランキング32位)は7月10日、地元ニュージーランド女子代表(同26位)と親善試合を行い、0-2で敗れた。

Photo:kienthuc

ニュージーランドは直近の試合で勝ち星がない状況が続いており、ベトナム戦は必勝の覚悟で臨み、立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けた。ニュージーランドにとっては大会前最後の準備とあって、ベストメンバーをスタメンに起用。

前半はベトナムが押し込まれる展開が続き、ニュージーランドのボール保持率が65%に達して、計19本ものシュートを放たれ、17分と44分に失点を許した。GKチャン・ティ・キム・タインの好守がなければ、大量失点していたと予想される。前半のベトナムのシュートはFWグエン・ティ・タイン・ニャーがスピードを活かしたドリブル突破から放った1本のみと、厳しい内容だった。

後半に入ると、ニュージーランドの攻撃がテンポダウン。ベトナムも落ち着いてボールを繋ぐことができるようになり、相手ゴール付近でプレーする時間も増えた。マイ・ドゥック・チュン監督は選手交代で打開を図ったが、相手ゴールを割るには至らず、試合はこのまま0-2でホイッスル。ニュージーランドは久々の勝ち星で自信をつけ、一方のベトナムは改めてフィジカルサッカーに対応する際の教訓を得た。

ベトナム女子代表はこの後、7月14日に、大会前最後の親善試合をスペイン女子代表(FIFAランキング6位)と実施する。なお、ベトナム女子代表はワールドカップのグループリーグで、アメリカ(前回女王、FIFAランキング1位)、オランダ(前回準優勝、同9位)、ポルトガル(同21位)と同じグループEに入っている。

 

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