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【国際親善試合】トルシエ・ベトナムが難敵シリアに1-0勝利、就任後2連勝で幸先の良い船出

フィリップ・トルシエ監督が率いるベトナム代表(FIFAランキング95位)は6月20日、ナムディン省ティエンチュオン・スタジアムにシリア代表(同90位)を迎えて国際親善試合を行い、1-0で勝利した。トルシエ監督は、就任後初の国際Aマッチとなった6月15日の香港(同147位)戦に1-0で辛勝していたが、シリア戦では内容も向上して、サポーターを満足させる1勝となった。

Photo:VFF

内容が伴わなかった香港戦を教訓に、ベトナムはシリア戦でスタメンを一部変更。DFファム・トゥアン・タイやMFグエン・タイ・ソンらU-23組を積極的に起用しつつ、前線には香港戦で出番がなかったベテランFWグエン・コン・フオン(横浜FC)を先発起用した。

この日のベトナムは中盤がうまく機能し、立ち上がりから主導権を握ると、サイドを起点に多くのチャンスを作っていくが、あと一歩が決まらず、前半をスコアレスで折り返す。

ベトナムは2枚替えで後半に臨むと、FWグエン・コン・フオンに代わって途中出場したFWファム・トゥアン・ハイがその期待に応える。48分、ペナルティエリア付近でボールを拾ったファム・トゥアン・ハイが素早く反転してシュート。これが決まってベトナムに待望の先制点が生まれる。

先制されたシリアもここから同点ゴールを目指して攻め上がり、セットプレーなどでベトナムゴールを脅かしたが、ベトナムは虎の子の1点を守り切って1-0で勝利。香港戦に辛勝した後は、指揮官としての手腕に疑問が持たれていたトルシエ監督だったが、同格以上のシリア相手に良い内容のサッカーができたことは、サポーターの信頼を勝ち取ることに繋がると見られている。

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