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【AFC U-17アジア杯】ベトナムはドロー発進、ロン・ブーが先制ゴールもインドに追いつかれ1-1

AFC U-17アジアカップ2023(兼FIFA U-17ワールドカップ予選)がタイで開幕し、6月17日にはグループDの第1節、ベトナムとインドの試合が行われた。ベトナムは前半終了間際に先制したものの、後半に追いつかれて、1-1のドローとなった。

Photo:VFF

インド代表は今大会に向けて入念な準備をしてきた。スペインとドイツで強化合宿を行い、現地のユースチームとトレーニングマッチを実施しており、レアル・マドリードU-17と3-3で引き分け、ヘタフェU-18には3-1で勝利を収めている。

欧州遠征で結果を残したインドは、自信を持って初戦ベトナム戦に臨んだ。不気味なインドを警戒したベトナムは序盤、相手に主導権を譲って様子をうかがながら、集中した守りを見せ、特に相手の両サイドをけん制。組織的に守るベトナムはインドの攻撃をうまくいなしつつ、カウンターからゴールを狙う。

試合が動いたのは44分。相手CKのこぼれ球を拾ったMFグエン・コン・フオンが自陣からロングパス。これに反応したMFレ・ディン・ロン・ブーが相手DFをドリブルでかわしてシュート。これが決まってベトナムが先制。勢いづくベトナムは前半AT、MFレ・フイン・チエウがCKから直接狙ったが、これはポストを直撃して惜しくもゴールならず。ベトナムが1点リードで前半を折り返す。

後半に入ると、インドが同点ゴールを目指して攻勢を強めるが、ベトナムはリトリート戦術で試合をスローテンポに持ち込む。膠着状態が続く中でインドは70分、GKグエン・バオ・ゴックの位置がやや高めになっているところを突いてロングシュート。これが決まってインドが同点に追いつく。ここからインドは試合のテンポを落とし、ベトナムに主導権を譲る。ボールを握ったベトナムは勝ち越しゴールを目指したが、効果的な攻撃を見せることはできず、試合はこのまま1-1で終了した。

なお、同日行われたグループDのもう一試合では、日本がウズベキスタンと1-1でドロー。この結果、グループDは第1節を終えて4チームが勝ち点1で並んだ。ベトナムはこの後、第2節で日本(6月20日)、第3節でウズベキスタン(6月23日)と対戦する。

 

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