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【AFC U-20アジアカップ】ベトナムはイランに1-3敗戦、首位から3位転落でGL突破ならず

AFC U-20アジアカップ2023ウズベキスタン(兼FIFA U-20ワールドカップ予選)は3月7日にグループBの第3節が行われた。ここまで2連勝で首位に立ったU-20ベトナム代表は、最終節でU‐20イラン代表と対戦した。中東の雄イランを相手に果敢に戦ったベトナムだが、終盤に引き離されて、1-3の敗戦。この結果、ベトナムは3位に転落してグループリーグ敗退となった。

Photo:VFF

ベトナムはオーストラリア戦とカタール戦で勝利の殊勲者となったFWグエン・クオック・ベトとMFグエン・バン・チュオンを温存し、前半は守備に集中して後半から勝負に出る構えを見せた。対するイランは、フィジカルの優位性とサイドからの崩しで、立ち上がりからベトナムゴールに襲い掛かった。

ベトナムはボール支配率で下回りながらも、鋭いカウンターで応戦。13分には、MFクアット・バン・カンが左脚で直接FKを狙ったが、これは惜しくもポストに嫌われる。その後も粘り強く守っていたベトナムだが、36分にセットプレーからファーで合わされて失点。前半を1点ビハインドで折り返す。

後半に入ると、ベトナムはFWグエン・クオック・ベトとMFグエン・バン・チュオンを投入して攻勢を強める。すると56分、右サイドを駆け上がったDFグエン・ホン・フックのマイナスのクロスに、最後はMFクアット・バン・カンが合わせてベトナムが同点に追いつく。しかし、ここからベトナムは徐々に運動量が低下。一対一の場面で競り負けるシーンが目立つようになり、75分にイランの勝ち越しを許す。

もう後がないベトナムは選手交代で打開を図り、最後の賭けに出る。82分には、FWグエン・クオック・ベトが惜しいヘディングを放つが、これは相手GKが鋭い反応でブロック。その後も攻め続けたベトナムだが、前がかりになったところを後半ATにカウンターを受けて痛恨の3失点目。試合はこのまま1-3でホイッスルが鳴り、ベトナムは健闘むなしく敗戦となった。

この結果、グループBは、イラン、オーストラリア、ベトナムが勝ち点6で並んだが、ベトナムは得失点差で及ばずに3位転落。同組は1位イラン、2位オーストラリアが準々決勝に駒を進めた。

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