ベトナムフットボールダイジェスト+

米ニールセン調査、サッカーファンの割合が高い国でベトナムがアジアトップ 日本は12位

米国の市場調査会社ニールセン(Nielsen)によると、ベトナムは国民のサッカーファン割合がアジアで最も高い国であることが明らかとなった。

ニールセンはこのほど、2022年におけるアジア各国の国民のサッカーファン割合に関する統計レポートを発表した。それによると、調査対象となったトップ12のうち6か国が東南アジアの国々で、このうちベトナムはサッカーファンの割合が75%でアジア最高だった。

Photo:Thanh Nien

東南アジアでは、1位ベトナム(75%)の他に、◇3位インドネシア:69%、◇5位タイ:58%、◇7位マレーシア:53%、◇9位シンガポール:43%、◇11位フィリピン:35%がトップ12にランクイン。

一方、日本はサッカーファンの割合が28%で、アジア12位という順位だった。日本ではサッカーが人気ナンバーワンのスポーツではなく、フィギュアスケートと野球(いずれも35%)に次いで3番人気となっている。

ベトナムに次いでサッカーファンの割合が高い国はUAEの70%で、3位のインドネシア(69%)をわずかに上回った。インドネシアはアンダー世代の代表戦でもスタジアムが満員になるほどのサッカー愛好国。リーグ戦でのサポーター熱も凄まじいものがあり、今年10月には試合後に起きた大規模な混乱で130人以上が死亡するという痛ましい事故が発生した。

現在のベトナムサッカー熱は、ホアン・アイン・ザライ(HAGL)のJMGアカデミー第1期生が主力となったU-19代表フィーバーから続いているもので、その後、U-23代表の躍進(AFC U-23選手権準優勝、SEA Games連覇)でさらに過熱。A代表もFIFAワールドカップ・アジア最終予選に初進出するなど、順調にステップアップしている。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ