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【AFFカップ】三菱電機が冠スポンサーに就任、大会名はAFF Mitsubishi Electric Cupに改称

東南アジアサッカー最強を決するAFFカップは、新たに三菱電機(Mitsubishi Electric)が冠スポンサーに就任して、2022年大会より正式名称をAFF Mitsubishi Electric Cup(AFF三菱電機カップ)に改称する。5月23日には、ハノイ市内でASEANサッカー連盟(AFF)と三菱電機との間でスポンサー契約の調印式が開催された。

AFFカップは、1996年にタイガービールが冠スポンサーを務める「タイガーカップ」として誕生。その後、2008年にスズキ株式会社が冠スポンサーに就任して「AFFスズキカップ」として開催されてきた。今回、三菱電機がスズキからバトンを引き継ぐことが決まり、再び日系企業が冠スポンサーを務めることとなった。

AFF三菱電機カップ2022は、今年12月に開催予定。現時点で詳細な大会方式や開催期間、開催場所は発表されていないが、コロナ以前の2018年大会同様のホーム&アウェイ方式に戻す方針。また、計画に変更がなければ、今大会からビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を導入することになっている。

調印式に出席したAFFのKhiev Sameth会長は、「三菱電機を新たな大会スポンサーとして、皆様に紹介できることをうれしく思う」とコメントした。

第14回目を迎えるAFFカップは、過去の大会での成功を通して域内の一大国際イベントに成長したが、東南アジアサッカーの今後さらなる発展のためには、歩みを止めることなく革新を続けていく必要がある。

なお、ベトナム代表は新型コロナの感染拡大により、1年延期となった前回2020年大会(2021年末開催)の準決勝でタイ代表に敗れて東南アジア王者の座を奪われた。2022年大会での王座奪還を狙うベトナムは5月25日にハノイ市に招集され、6月1日にはホーチミン市でアフガニスタン代表と親善試合を行う予定。

自国開催した第31回東南アジア競技大会(SEA Games 31)では、U-23ベトナム代表が2大会連続の金メダルを獲得するなど若手の成長も著しいため、今後、A代表のレギュラー争いも熾烈になると予想される。大会名が改称されて心機一転となるAFF三菱電機カップで初代王者となるべく、ベトナムは早くも動き出している。

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