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【ACL2022】HAGLが最終節でシドニーFCに1-0勝利 大観衆の前で有終の美を飾る

ベトナム・ホーチミン市のトンニャット・スタジアムで集中開催されたAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)2022グループHは5月1日のメーデーに最終節が行われ、ホストを務めるホアン・アイン・ザライ(HAGL)がシドニーFCを1-0で下して今大会初勝利を挙げた。

Photo:VFF

HAGLのドアン・グエン・ドゥック会長はこの試合に向けて1万2000枚の無料招待券を配布。ベトナムでも南部解放記念日とメーデーに伴う連休中ということもあって、約1万2000人の大観衆がスタジアムに詰めかけた。

今大会スタメンをほぼ固定しているHAGLは前節から中盤を1人入れ替えたが、それ以外は前節・前々節と同じメンバーが先発した。大歓声に後押しされてか、前回の対戦と比べてHAGLがボールを握る時間が長くなり、前線のFWグエン・バン・トアンとFWブランドンのスピードを生かした速攻を中心に相手ゴールに迫った。

試合が動いたのは39分、MFチャン・ミン・ブオンの低い弾道のクロスが相手DFに当たり、跳ね返ったボールをFWブランドンが体制を崩しながらシュート。これが決まってHAGLに待望の先制点が生まれ、HAGLが1点リードで前半を折り返す。

後半に入ると、シドニーはフレッシュな選手を次々投入して流れを変えにかかる。しかし、この日のHAGLはこれに動じず、集中した守備で相手のチャンスをつぶしていく。HAGLは後半も何度か決定機を作り、終盤には途中出場のFWバイアーノがポスト直撃のシュートを放つが、追加点は奪えずに試合は1-0のままホイッスル。

最終節で見事に初白星を挙げたHAGLは、今大会を1勝2敗2分の3位(勝ち点5)でフィニッシュした。グループリーグ突破はならなかったが、いずれの試合でも最後まで勝利を諦めず、ベトナム代表に相応しい気迫あふれるプレーを見せてファンを大いに満足させた。

Photo:VFF

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