後半に入っても流れは変わらず、全北現代がボールを握る展開が続くが、粘り強く守るHAGLに手を焼き、試合は膠着状態となる。終盤にかけては、双方に決定機があり、なかなかシュートが枠に飛ばないHAGLに対して、全北現代は後半アディショナルタイムの90+3分、中途半端となったHAGL守備陣のクリアを拾ったMFムン・ソンミンが狙いすましたシュート。これが決勝弾となり、全北現代がHAGLとの接戦を制した。
なお、同日行われたグループHのもう一試合では、横浜F・マリノスがシドニーFCに1-0で辛くも勝利。グループHは折り返しとなる第3節を終えて全北現代が勝ち点7で首位に立ち、これを横浜FMが勝ち点1差で追っている。シドニーFC(勝ち点2)とHAGL(同1)はここまで勝利がなく苦しい展開だが、試合内容は悪くなく、下位チームも後半戦の巻き返しが期待される。
HAGLはこの後、4月25日に行われる第4節で首位の全北現代と再戦する。このまま全北現代が走るのか、ホストチームの意地を見せてHAGLがこれに待ったかけるのか注目の一戦となる。