ベトナムフットボールダイジェスト+

【ACL2022】後半追いつかれたHAGLはシドニーFCと1-1ドロー、今大会初の勝ち点獲得

ベトナム・ホーチミン市のトンニャット・スタジアムで集中開催されているAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)2022グループHは4月19日に第2節が行われた。ホストを務めるホアン・アイン・ザライ(HAGL)はシドニーFC相手に押し気味に試合を進めたが、後半に追いつかれて惜しく1-1で引き分けた。初戦黒星発進のHAGLは、これが今大会初の勝ち点獲得。

Photo:VFF

他グループで東南アジア勢が好調とあり、HAGLも高いモチベーションで試合に臨んだ。HAGLのスタメンは、初戦の横浜F・マリノス戦から大きな変更はなく、FWバイアーノとMFチャン・ミン・ブオンが入れ替わったのみ。この他はいつもの顔ぶれとなった。

ホームの大声援を受けるHAGLだったが、立ち上がりはシドニーが果敢にプレスを仕掛けて、やや押し込まれる展開となる。危ない時間帯をしのいだHAGLは26分、高い位置でボールを奪うと、今大会絶好調のDFブー・バン・タインがミドルシュートを決めて先制。ここからシドニーは同点ゴールを目指して反撃するが、ロングボール主体ではなく繋いできたため、HAGL側にとっては対応しやすかった。

HAGLは前半ATにカウンターからFWブランドンが中に折り返し、これが相手DFに当たって、あわやオウンゴールという場面があったが、これは相手GKがファインセーブ。前半はHAGLの1点リードで折り返す。

後半に入ると、HAGLはDFキム・ドンスを下げてDFグエン・バン・ベトを投入。後半立ち上がりにはHAGLが立て続けにチャンスを作るが、シュートが枠を捉えられない。一方のシドニーは59分、右サイドからのクロスを途中出場のFWトレント・ブアージャールが頭で決めて同点とする。キム・ドンスが抜けて高さ不足となったところを狙われる形となった。

その後は一進一退の攻防となり、終盤にかけてはHAGLの運動量が勝って猛攻を仕掛けるも、フィニッシュの精度に欠いて決勝ゴールを奪うには至らず、試合はこのまま1-1でホイッスル。惜しくも勝利を逃したが、HAGLは今大会初の勝ち点1を獲得した。

なお、同日行われたグループHのもう一試合では、韓国王者の全北現代モータースがJ1横浜F・マリノスに1-0で勝利。この結果、1勝1分となった全北現代が首位に浮上、横浜FMは2位に後退した。HAGLはこの後、4月22日に行われる第3節で首位の全北現代と対戦する。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ