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W杯アジア最終予選第9節、ベトナムはホーム最終戦でオマーンに0-1敗戦

FIFAワールドカップ・アジア最終予選は3月24日にグループBの第9節、ベトナム代表とオマーン代表の試合がハノイ市ミーディン国立競技場で行われた。試合はベトナムが0-1で敗れて、ホーム最終戦を白星で飾ることは出来なかった。

ベトナムとオマーンはともに同予選敗退が確定しているが、オマーンはFIFAランキングでアジアトップ10の座を守るため、一方のベトナムは最終予選で経験を積み、今後に繋げていくために勝利が欲しい試合。ベトナムにとっては、同予選最後のホームゲームで、勝てば最下位脱出の可能性もあった。

Photo:VFF

新型コロナの影響で多くの主力を欠く中、ホームの声援を受けるベトナムは、立ち上がりから積極的に仕掛けて相手ゴールに迫った。ベトナムは前半、MFグエン・クアン・ハイとFWグエン・ティエン・リンを軸に攻撃を組み立てたが、オマーンの堅い守備を崩せない。対するオマーンも何度か決定機を作ったが、こちらもゴールを奪うことは出来ず、前半はスコアレスで終了。

後半に入ると、ベトナムはFWグエン・コン・フオンを投入。これにょり、攻撃に厚みが出て相手陣に攻め込む時間が長くなり、連続でCKを獲得。この中で放ったDFグエン・タイン・チュンのボレーシュートが相手DFの手に当たったかに思われたが、主審はノーハンドの判定で、ベトナムにPKが与えられることはなかった。

再三のCKから先制点を決められなかったベトナムに対し、オマーンは65分に得たCKのチャンスを生かして先制。ベトナムは以前のオマーンとの対戦でもCKから失点しており、十分注意していたはずだが、しのぎ切ることができなかった。ベトナムは残り時間、同点ゴールを目指して攻勢を強めたが、最後まで1点が遠く、このまま0-1でホイッスル。

ベトナムはオマーンに敗れて同予選8敗目を喫し、最下位脱出とはならなかった。なお、ベトナムは3月29日にアウェイで行われる同予選ラストマッチで、既にワールドカップ出場を決めた日本代表と対戦する。


上から、ボール支配率、パス本数、シュート数、枠内シュート数、CK数。

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