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Vリーグ2022戦力分析、HCMCは戦力面に大きな穴無し まずはピッチ外の問題解決が先決

大物獲得には失敗も戦力は充実。地元出身の新指揮官の手腕に期待

ベトナム1部ホーチミン・シティFC(HCMC)は、共通のオーナーが所有する同2部バリア・ブンタウFC(BRVT)からチャン・ミン・チエン監督を招聘して、新シーズンの指揮を委ねることとした。新指揮官にとっては開幕から課題山積の難しいシーズンになると予想される。

過去シーズンでは大型補強で戦力を拡充してきたHCMCだが、今オフは大人しい印象を受けた。いや、それは少し正確ではない。当初は元U-23ベトナム代表MFグエン・ハイ・フイ(タンクアンニン→ハイフォン)やベトナム代表DFクエ・ゴック・ハイ(ベトテル→SLNA)といった大物獲得に向けて動いていたが、これに失敗したのだ。

結局、今回の移籍市場で獲得できたのは、DFズオン・バン・コア、DFチャン・ディン・バオ、MFチュー・バン・キエン、MFボー・ゴック・ティン、MFダオ・クオック・ザー、ナイジェリア出身の帰化FWホアン・ブー・サムソン、そして、新外国人選手のみだった。例年の大型補強と比べると、かなり控えめのラインナップだ。そのため、最も大きな補強は指揮官であるチャン・ミン・チエン監督の存在と言える。

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