ベトナムフットボールダイジェスト+

女子アジア杯準々決勝、強豪中国に1-3逆転負けのベトナムはW杯出場権をかけたプレーオフに参戦

インドで開催中のAFC女子アジアカップ2022(兼FIFA女子ワールドカップ2023予選)は1月30日に準々決勝の各試合が行われ、ベトナム女子代表は中国女子代表に1-3の逆転負けを喫した。勝った中国はワールドカップ出場権を獲得。敗れたベトナムはワールドカップ出場権をかけたプレーオフに回ることになった。

ワールドカップ初出場を目指すベトナムは、日本、韓国と同居する強豪ぞろいの厳しいグループステージを戦い抜き、3位ワイルドカードで辛くも決勝トーナメント進出を決めた。

準々決勝でも格上中国との対戦となったが、ベトナムは序盤からリラックスしてプレー。ベトナムは開始早々の6分、中国にゴールネットを揺らされるも、これはオフサイドでノーゴールの判定。前がかりになる中国に対し、ベトナムは11分、鋭いカウンターから最後は相手のクリアミスを拾ったMFグエン・ティ・トゥエット・ズンがペナルティエリア外から決めて先制。

先制弾に勇気づけれたベトナムは、中国にボールを握られながらも、落ち着いた試合運びを見せていたが、25分にゴール前のこぼれ球を押し込まれて同点とされる。その後は勢いづく中国の猛攻に何とか耐えて前半を1-1で折り返した。

後半も中国がボールを支配する展開となり、徐々に圧力を強める中国の攻撃を抑えきれず、ベトナムは52分、53分と立て続けに失点。持ち前の粘り強いディフェンスを見せるベトナムは、試合終盤の89分にPKを獲得。決まれば1点差となり、中国にプレッシャーをかけることが出来たが、これをMFグエン・ティ・ビック・トゥイが痛恨の失敗。試合はこのまま1-3でホイッスルが鳴り、健闘むなしくベトナムの敗戦となった。

準々決勝敗退となったベトナムを含む3チームはこの後、ワールドカップ出場権をかけたプレーオフに参加する。同じく準々決勝敗退のオーストラリアは開催国としてワールドカップ出場権を持っているため、プレーオフはオーストラリアを除く、タイ、ベトナム、台湾の3チームによる1回総当たりで行われ、最上位の1チームがワールドカップ出場権を獲得。他の2チームは大陸間プレーオフに回る。

なお、プレーオフラウンドは2月2日~6日の日程で行われる。

<準々決勝>
1月30日:
日本 7-0 タイ
オーストラリア 0-1 韓国
中国 3-1 ベトナム
台湾 1-1(PK:3-4) フィリピン
※勝者4チームはワールドカップ出場権を獲得。フィリピンは初出場。

<準決勝>
2月3日:
韓国 vs フィリピン
中国 vs 日本

<プレーオフ>
2月2日 タイ vs ベトナム
2月4日 台湾 vs タイ
2月6日 ベトナム vs 台湾

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ