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女子アジア杯、クラスター発生でコンディション最悪のベトナムは格上韓国に0-3完敗

AFC女子アジアカップ2022(兼FIFA女子ワールドカップ2023予選)がインドで開幕し、ベトナムは格上韓国に0-3の完敗を喫して黒星発進となった。

開幕前に遠征先スペインで新型コロナのクラスターが発生したベトナム女子代表は、殆どの選手が渡航条件を満たせずにスペインで足止めされていたが、試合前日に何とかメンバーが現地到着。グループC初戦の韓国戦では検査で陰性となった17人が登録された。

Photo:VFF

寒いスペインから暑いインドへの移動。直前までスペインのホテルで隔離生活を送っていたメンバーが大半とあり、ベトナムのコンディションは最悪だった。

体が動かないベトナムは序盤から韓国に押し込まれる展開となる、開始早々にいきなり2失点。その後は落ち着きを取り戻して、韓国の猛攻をしのいでいき、前半を0-2で折り返す。

前半は全く相手陣内でプレー出来なかったベトナムだったが、後半はやや改善し、何度かカウンターでチャンスを作りかけるも、なかなかシュートまで持っていくことができない。ベトナムは守備陣の踏ん張りもあり、2点差をキープしていたが、終盤にPKで3失点目を許し、試合はこのまま0-3でホイッスルが鳴った。

ベトナムのマイ・ドゥック・チュン監督は試合後の記者会見で、「殆どの選手が新型コロナの影響で、10日あまりも練習ができなかった。試合前までに、ピッチに慣れるための軽いトレーニングしかできなかったが、選手たちは逞しく戦う精神を示してくれた。0-3という結果だが、もっと点差が開いてもおかしくなかった。練習不足と試合勘不足から前半はミスが目立ったが、後半はかなり改善された。次の対戦相手である日本はアジアトップクラスのチームで我々にとっては難しい試合になるだろう。しかし、ベトナムの選手もこれからの数日で調子を整え、次の試合までにはコロナから回復する選手も増えて、戦力が整うはずだ」とコメントした。

なお、同日行われた同組のもうひと試合では、日本がミャンマーを5-0で下している。ベトナムはこの後、グループリーグ第2戦目で日本(1月24日)、3戦目でミャンマー(1月27日)と対戦する。

 

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