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サイゴンFCビン会長、”日本化”戦略の継続を明言「ベトナム人選手たちに”日本製エンジン”を搭載させたい。」

ベトナムの複数のサッカーメディアが“サイゴンFCの日本化”に疑問符をつけて報道していることに対し、同クラブのチャン・ホア・ビン会長は最近、地元紙の取材に応じて、「計画は依然として正しい方向に進行中で、さらにワンステップ進んだ高みに向かおうとしている。」と強調した。

サイゴンFCでは、今季開幕前に獲得した日本人選手たちが揃って退団。今夏にJ2のFC琉球に派遣予定だったMFカオ・バン・チエン(サイゴンFCキャプテン)とFWチャン・ザイン・チュン(ベトテルFC)の日本行きも未だに実現していない。こうしたことから、ビン会長が打ち出した“日本化”のビジョンを疑問視する声があがっている。今回、労働新聞がこうした疑問の数々をビン会長にぶつけた。以下は、そのインタビューの内容だ。

Photo:Tran Hoa Binh/LaoDong

「5月から現在に至るまで、ベトナム国内の新型コロナの感染状況が複雑化しています。パンデミック状態となり、Vリーグ2021シーズンも、どのような形になるのか分からなくなりました。一方、日本でも新型コロナの感染が拡大し、これに加えて日本側が東京オリンピックの開催に全力を注いだことから、あらゆることが保留になってしまいました。そのため、我々と日本側のパートナーは、ベトナム人選手の派遣を来年に延期することで合意しました。」

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