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Vリーグ再開で第3節の延期5試合を開催、優勝候補ベトテルとハノイが今季初白星

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の再燃で中断していたVリーグ2021が再開し、3月13日と14日の両日に、延期となっていた第3節の残り5試合が各地で行われた。今節では、いずれもハノイ市を本拠地とするベトテルFCとハノイFCの優勝候補2チームが揃って今季初白星を挙げた。

昨季王者ベトテルはホームでベカメックス・ビンズオンと対戦。この試合では、ベトテルが誇るブイ・ティエン・ズンとクエ・ゴック・ハイのベトナム代表センターバックコンビが復帰したことで守備が格段に安定した。ベトテルは23分にクエ・ゴック・ハイのゴールで先制。ベトテルは開幕2試合で無得点だったため、これが今季チーム初ゴールとなった。その後、一旦は同点に追いつかれるも、直後に相手GKのミスを突いて新加入のブラジル人FWペドロ・パウロが勝ち越し弾を決め、前半を2-1で折り返す。後半は一進一退の攻防となるが、終盤にブラジル人FWカイケがダメ押しの3点目を決めてベトテルが3-1で勝利した。

優勝候補の大本命と目されながら、まさかの開幕2連敗で最下位に沈むハノイFCは、開幕2連勝と好調のハイフォンFCとアウェイで対戦。ハノイはエース格のMFグエン・クアン・ハイを怪我で欠いたが、立ち上がりから主導権を握ってハイフォンゴールを攻め立てた。ハノイは23分、ペナルティエリア内でジャマイカ人FWジェレミー・リンチを倒してしまい、これがPKの判定となって絶体絶命のピンチを迎えたが、GKブイ・タン・チュオンのファインセーブで事なきを得る。冷や汗をかいたハノイだったが、ここからさらに攻勢を強めて、40分にゴール前の混戦からMFドー・フン・ズンが決めてハノイが先制。後半も流れは変わらず、ハノイが一方的に攻める展開となり、72分にMFガン・バン・ダイが追加点。試合はこのままハノイが2-0で勝利したが、スコア以上の実力差を印象付ける内容だった。

第3節の延期となっていた5試合の結果は下記の通り。

3月13日
SHB Da Nang 2-1 HLHT
得点者:Kebe(48分:SHB.DN)
@ホアスアン・スタジアム(入場者数:2300人)

Hai Phong 0-2 Ha Noi
得点者:Do Hung Dung(41分:HN)、Ngan Van Dai(72分:HN)
@ラックチャイ・スタジアム(入場者数:5200人)

3月14日
HAGL 2-1 Topenland Binh Dinh
得点者:Nguyen Van Toan(13分:HAGL)、Washington(15分:HAGL)、Hendrio(66分:T.BD)
@プレイク・スタジアム(入場者数:6000人)

Than Quang Ninh 2-0 HCMC
得点者:Diogo Junior(55分:TQN)、Nguyen Hai Huy(81分:TQN)
@カムファー・スタジアム(入場者数:2500人)

Viettel 3-1 Becamex Binh Duong
得点者:Que Ngoc Hai(23分:VT)、Nguyen Tien Linh(30分:B.BD)、Peroro Pauro(34分:VT)、Caique(84分:VT)
@ハンダイ・スタジアム(入場者数:2000人)

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