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元ダクラクFC主将のカオ・ホアン・ハイが交通事故で左脚切断

ベトナム2部ダクラクFCでかつて主将を務めたこともある元サッカー選手のカオ・ホアン・ハイ(30歳)が生死にかかわるほどの大事故に見舞われて、左脚の切断を余儀なくされた。

カオ・ホアン・ハイは8月24日、見通しの悪い三差路でトラクターとの接触事故に遭い、その場で意識を失って病院に緊急搬送された。左脚を大きく負傷しており、出血も酷かったため、医師は患者の生命を救うため、左脚を切断することを選択した。

カオ・ホアン・ハイにとっても家族にとっても大きな損失だった。一家の稼ぎ頭である同氏は現在、アマチュアサッカーのコーチを生業としていた。

カオ・ホアン・ハイは2部ダクラクFCで活躍した元プロサッカー選手。ポジションは右サイドバックで、2016シーズンには主将も任されていた。同氏の妻であるチャン・ティ・フエン・チャンさんは、地元紙の取材に対し、「夫の怪我はひどいものですが、家には治療費を払うお金がありません。夫の友人たちが協力してSNSで寄付を募ってくれています」と話した。

かつてのチームメイトや対戦相手、サッカーファンや見ず知らずの人々からも寄付が集まっている模様だ。カオ・ホアン・ハイは8月25日午後に意識を取り戻したが、まだ会話できる状態ではないとのこと。カオ・ホアン・ハイと家族が今回の悲劇を乗り越えられるよう、支援の輪が広がっている。

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