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Vリーグ第7節、終盤に動いたHCMCとダナンの試合は2-2の痛み分け

Vリーグ1は6月29日と30日の両日に第7節の試合が各地で行われた。今節では、首位を走るホーチミン・シティ(HCMC)がホームでSHBダナンを迎え撃った。試合は今季ブレイク中の元U-19ベトナム代表FWファン・バン・ロンのゴールでダナンが前半終了間際に先制。後半はHCMCが押し気味に試合を進めたが、ゴールが遠い展開。このまま敗戦かと思われたが、終盤にドラマが待っていた。88分に途中出場のMFチャン・タイン・ビンのゴールでHCMCが同点に追いつくと、直後にFWアミド・バルデが逆転ゴール。しかし、喜びもつかの間。守備陣が一瞬のスキを突かれ、アディショナルタイムに痛恨の失点。試合は結局、2-2のドローに終わった。

不振にあえぐかつてのリーグ王者クアンナムFCは、ここで負けると最下位転落の可能性がある。ベトテルFCとの試合は、一進一退の攻防で白熱したものとなったが、クアンナムは攻撃陣が不発。一方のベトテルは相手守備のミスを逃さずにチャンスをきっちりものにして得点を重ねた。終わってみればクアンナムは0-3の大敗。試合後、敗軍の将ブー・ホン・ベト監督が辞任を表明した。

イタリア人指揮官ファビオ・ロペス監督からグエン・タイン・コン監督に指揮官交代後、好調をキープしているタインホアFCはホームで強敵タンクアンニンと対戦。ボール支配率、シュート数、統計上はほぼ互角だったが、ここぞの勝負所では好調タインホアがことごとく競り勝ち、リーグ歴代最多得点記録保持者であるFWホアン・ブー・サムソンを擁するタインホアの決定力が勝って、2-0で勝利。これでタインホアは怒涛の3連勝で7位に浮上した。

Vリーグ第7節の結果は以下の通り。

クアンナム 0-3 ベトテル
ハイフォン 0-0 HAGL
HCMC 2-2 ダナン
タインホア 2-0 タンクアンニン
ナムディン 3-0 SLNA
ハティン 1-1 ビンズオン
ハノイ 0-1 サイゴン

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