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W杯2次予選、東南アジア王者ベトナムはUAE、タイ、マレーシアなどと同組

アジアサッカー連盟(AFC)はマレーシア・クアラルンプールで7月17日、2022 FIFAワールドカップ・カタールのアジア2次予選兼2023 AFCアジアカップ予選の組み合わせ抽選会を行った。この結果、東南アジア王者ベトナムは、UAE、タイ、マレーシア、インドネシアと同じグループGに入った。UAE以外は全て東南アジアの代表チームで、旧知の敵が集まった。ベトナムが当初に描いていた幾つかのシナリオの中では、悪くない抽選結果と言えるだろう。

2次予選には24チームが出場。試合はホーム&アウェイで行われ、各組1位の8チームと、2位のうち成績上位4チームの計12チームが最終予選に進出する。ベトナムがライバル視する隣国のタイでは同日、前日本代表監督の西野朗氏の監督就任が正式に決定。

パク・ハンソ監督率いるベトナムとの対戦は、指揮官同士の日韓戦にもなり、注目を集める試合になりそうだ。かつて東南アジア最強を誇ったタイだが、この数年はあらゆる大会でベトナムの後塵を拝している。逆に、ベトナムは長年抱いていたタイコンプレックスを近年、完全に払しょくしており、世界が注目するW杯予選でタイと真の決着をつけようと息巻いている。

W杯アジア2次予選の組分けは以下の通り。( )内はFIFAランキング

グループA:中国(73位)、シリア(85位)、フィリピン(126位)、モルディブ(151位)、グアム(190位)
グループB:オーストラリア(43位)、ヨルダン(98位)、台湾(125位)、クウェート(156位)、ネパール(165位)
グループC:イラン(20位)、イラク(77位)、バーレーン(110位)、香港(141位)、カンボジア(169位)
グループD:サウジアラビア(69位)、ウズベキスタン(82位)、パレスチナ(100位)、イエメン(144位)、シンガポール(162位)
グループE:バングラデシュ(183位)、オマーン(86位)、インド(101位)、アフガニスタン(149位)、カタール(55位)
グループF:日本(28位)、キルギス(95位)、タジキスタン(120位)、ミャンマー(138位)、モンゴル(187位)
グループG:UAE(67位)、ベトナム(96位)、タイ(116位)、マレーシア(159位)、インドネシア(160位)
グループH:韓国(37位)、レバノン(86位)、北朝鮮(122位)、トルクメニスタン(135位)、スリランカ(201位)

ベトナムのW杯アジア2次予選の日程は次の通り。

9月5日:タイ(A)
10月10日:マレーシア(H)
10月15日:インドネシア(A)
11月14日:UAE(H)
11月19日:タイ(H)
3月31日:マレーシア(A)
6月4日:インドネシア(H)
6月9日:UAE(A)

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