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AFF U-22選手権2019、ベトナムが開催国カンボジアを下し3位でフィニッシュ

カンボジアで開催されたAFF U-22選手権2019は、2月26日に大会最終日の試合が行われた。3位決定戦では、ベトナム代表が開催国カンボジア代表に1-0で勝利。若手に経験を積ませるため、今大会を19歳~20歳のメンバー中心に臨んだベトナムは、決定力不足という課題も見えたが、今後に繋がる銅メダルを携えて大会をあとにした。

アウェイの中、カンボジアに1-0で勝利を収めたベトナム(写真:VFF)

連戦が続いた選手たちの疲労蓄積を考えて、ベトナムは準決勝インドネシア戦からスタメンを7人変更。システムもパク・ハンソ監督がA代表とU-23代表で採用している3-4-3に変更してきた。グエン・クオック・トゥアン監督は今大会でターンオーバー制を導入して毎回スタメンを変更。選手たちの適応力を求めた。

スタメンとシステムも変更して戸惑いが見えるかと思われたベトナムだが、序盤から主導権を握る展開。カンボジアはベトナムを警戒して、自陣に引いてカウンターを狙う作戦をとった。しかし、ベトナムは、守備を固める相手に苦しみ、なかなかフィニッシュまで繋げることが出来ない。20分にはMFブイ・ティエン・ズンが惜しいシュートを放ったが、これは枠に嫌われて前半をスコアレスで折り返す。

後半に入ると、それまで鳴りを潜めていたカンボジアが反撃を開始。これにより、スペースが生まれたため、カウンターの応戦となって両チームともにゴール前でのシーンが増えた。ベトナムはここから次々と選手交代のカードを切って勝負に出る。すると、ベトナムは85分、左サイドからのクロスを途中出場のFWレ・スアン・トゥが頭で決めてついに先制。ベトナムは残り時間をしのぎきり、試合はこのまま1-0でホイッスル。今大会は目標としていた優勝こそ果たせなかったが、20歳以下の若手が経験を積む貴重な舞台となった。

なお、同日行われた決勝では、インドネシア代表がタイ代表を2-1で下して優勝している。

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