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AFF U-22選手権2019が開幕、優勝候補ベトナムは格下フィリピンに辛勝で白星発進

AFF U-22選手権2019が2月17日にカンボジア・プノンペンで開幕した。グループAの初戦では、優勝候補のベトナム代表がフィリピン代表と対戦。試合はフィリピンに先制を許す予想外の展開となったが、終盤の連続ゴールでベトナムが2-1で逆転して、辛くも白星スタートを切った。

決勝点を決めたFWレ・ミン・ビン(7番)(写真:VFF)

今大会のフィリピンは大学生が中心で、地力に勝るベトナムが前半からボールを圧倒的に支配。右SBのゴー・トゥン・クオックが起点となって再三相手ゴールに迫ったが、フィリピンの分厚い守備をこじ開けることが出来ず、前半をスコアレスで折り返す。

後半も立ち上がりからベトナムのペース。しかし、ベトナムは51分にペナルティエリア近くでファウルを取られると、このFKを直接決められて痛恨の失点。まさかの展開でフィリピンに先制を許してしまう。ゴールが欲しいベトナムは、ここから選手交代で打開を図り、攻撃の活性化を狙う。相変わらず攻めながらも、ゴールが遠いベトナムだったが、75分に左サイドの崩しから最後は途中出場のFWチャン・ザイン・チュンが決めてベトナムが同点に追いつく。

勢いづくベトナムは、その4分後、同じく途中出場のFWレ・ミン・ビンがCKでこぼれてきたボールを落ち着いて流し込んで、ベトナムが逆転。ベトナムは残り時間、必死の反撃に出るフィリピンの猛攻をしのぎ切り、2-1で勝利。苦しみながらも大事な初戦で勝ち点3を獲得した。

なお、同日行われたグループAのもう一試合では、タイ代表が東ティモール代表に1-0で辛勝している。ベトナムはこの後、2月19日に行われる2戦目で東ティモール、2月21日に行われる3戦目でタイと対戦する。

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