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元AC長野育成統括の井尻氏、東京五輪を目指すベトナム女子代表の監督に就任

日本サッカー協会(JFA)が1月16日付で発表した資料によると、日本人指導者の井尻明(いじり あきら)氏がサッカーベトナム女子代表監督に就任する。これはJFAアジア貢献事業による指導者派遣で、契約期間は2019年2月1日~2020年1月31日。なお、同氏はユース代表の監督も兼任するという。

前回のSEA Gamesで優勝したベトナム女子代表(写真:BONGDA+)

井尻明氏は、千葉県市川市出身の48歳。高校サッカーの名門である市立船橋でセンターバックとして活躍し、高校総体で優勝を飾ったほか、高校サッカー選手権では準優勝に輝き、大会優秀選手にも選出された。卒業後は駒澤大学に進学。その後、京都パープルサンガ(93~95年) 、FC京都BAMB1993(現おこしやす京都AC、95~02年)でプレー。

引退後は指導者に転身し、2009年にJFA S級ライセンスを取得。指導者としては、これまでに、京都紫光サッカークラブジュニア/女子監督、FC京都BAMB1993コーチ、京都府トレセンコーチ、JFA アカデミー福島 U13/U18B監督、ナショナルトレセンコーチ、U-17日本代表コーチ、中国・広州富力足球倶楽部U15監督、AC長野パルセイロアカデミーダイレクターなどを歴任してきた。

ベトナム女子代表は、東南アジア屈指の強豪で、2020年の東京オリンピック出場を目指しているチーム。2019年中には、AFF東南アジア女子サッカー選手権がタイで4月27日~5月12日に開催、“ASEAN版オリンピック”と呼ばれる東南アジア競技大会(SEA Games)がフィリピンで11月30日~12月10日に開催され、ベトナムはいずれの大会でも優勝が期待されている。特にSEA Gamesでは前回大会でも優勝しており、2連覇をかけての戦いとなる。

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