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ベトナム代表エース、国内外からオファー多数

タイプレミアリーグのムアントン・ユナイテッド監督で、サッカーベトナム代表前監督のエンリケ・カリスト氏は、かつての教え子であるレ・コン・ビン選手(ハノイT&T)に対して、月収1万ドル(約77万円)で獲得したい意向を表した。6日付ハノイモイが報じた。

東南アジア王者を決めるAFFスズキカップ2008で優勝の原動力となった同選手は、大会後ハノイT&Tへ移籍。月収は5000万ドン(約18万5000円)となり、Vリーグ選手の最高月収記録を更新した。2009年シーズンは、14ゴールを記録しチーム得点王に。シーズン終了後には恩師カリスト氏の紹介で、ポルトガル1部リーグのレイションイスFCへレンタル移籍を果たした。

帰国した2010年シーズンは、素行不良で1000万ドン(約3万7000円)の罰金と6試合のリーグ戦出場停止処分を受け、クラブが優勝を決めた試合も観客席に座るなど不本意なシーズンとなった。再起をかけた今シーズンは、10ゴールを記録し年間最優秀選手に返り咲いた。3年契約の最終年を迎えていた同選手のもとには国内外クラブからオファーが寄せられ、その中にはチェコのSKスラヴィア・プラハ、前述のムアントン・ユナイテッドなどもあったという。

なお、同選手は海外クラブのオファーを断り、Vリーグでのプレーを続ける意向を表明した。現在の恋人で歌手のトゥイ・ティエンがいる南部地方のクラブへの移籍を希望しているという。

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