【ベトナムリーグ助っ人列伝】第4軍区FCの点取り屋ラザロ、迷子になったスター選手
“ブラジルからやってきた渡り鳥”ラザロ・パウロ・デ・ソウザは、プロサッカー選手として、遠い異国の地ベトナムで夢を掴んだ。しかし、ベトナムでの栄光は一瞬の輝きに終わり、得たお金もあっという間に底をついてしまった。
使い古しから王様へ
ラザロについて語る時、2007年末当時、2部ディヴィジョン1の第4軍区FC監督だったブー・クアン・バオ氏は、練習参加を受け入れるため、真夜中に車を走らせてラザロを迎えに行かなければならなかったことを思い出す。ラザロは各クラブで失格の烙印を押されて、どこも獲得に手を上げてくれない無所属の状態だったが、選手登録の期限が迫っていたこともあり、ラザロを受け入れるしかなかった。
ラザロは、ストリートサッカーで育った叩き上げ。プロ選手としての資質に欠けており、ブラジルでは成功を収めることは出来なかった。
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