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【Vリーグ2023戦力分析】ソンラム・ゲアンFC: 首脳陣の野心に疑問符 準備不足の感は否めず

昨季新スポンサーが就任して財政難は解決されたはずだが、ソンラム・ゲアン(SLNA)の今オフ、新外国人選手を獲得した以外に補強がなかった。他クラブが積極的に補強しているのと比べると、リーグ上位を狙うSLNA首脳陣の野心に疑問符を持たずにはいられない。

Photo:Cong Thuong

正式名称:ソンラム・ゲアンFC
略称:SLNA
設立:1979年
本拠地:ビン・スタジアム(SVĐ Vinh:2 万5000人収容)
監督:グエン・フイ・ホアン
主な獲得タイトル:Vリーグ(1999‐00,2000‐01,2011),ベトナムカップ(2001‐02,2010,2017)

昨季の成績(Vリーグ1:5位 9勝9敗6分 得点28 失点29)

昨季はトップ3を目指していたが、優秀な助っ人に恵まれず、5位でフィニッシュ。MFファン・バン・ドゥック、MFファム・スアン・マインが残留して、MFグエン・チョン・マインとDFクエ・ゴック・ハイが古巣復帰した昨季は上位進出が期待されたが、トップ3には遠く及ばなかった。

今季はDFホアン・バン・カインとMFファン・バン・ドゥックという看板選手が退団して戦力ダウン。両選手の代わりとなる戦力を確保するため、外国人枠を使わなければならず、前線のFWマイケル・オラハと2トップを組む新外国人選手を獲得することが難しくなってしまった。

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