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AFF女子選手権2022、前回女王ベトナムはミャンマーやカンボジアと同組 宿敵タイは死の組に

ASEANサッカー連盟(AFF)は5月28日、AFF女子選手権2022のグループリーグ組み分け抽選会を実施した。前回女王のベトナムは、オーストラリアやタイ、フィリピンといった域内の強豪国と別組となり、かなり楽なグループに入った。

それによるとベトナムは、ミャンマー、東ティモール、カンボジア、ラオスと同じグループBとなった。この中で警戒すべきはASEANの強豪ミャンマーだが、近年は伸び悩んでおり、ベトナムが苦戦するとは考えにくく、地元メディアは99.99%の確率で準決勝に進出できると見ている。

Photo:AFF

一方、死の組となったのはグループA。この組は、タイ、フィリピン、インドネシア、シンガポール、マレーシア、オーストラリアという顔ぶれ。このうち、タイとフィリピンは先日行われた東南アジア競技大会(SEA Games)で銀メダルと銅メダルを獲得した強豪。

AFFに加盟するオーストラリアは言わずもがなの実力。この3か国で準決勝行きのチケットを争うことになる。フィリピンは混血選手を積極的に招集することで、近年急速に力をつけており、来年開催されるFIFA女子ワールドカップにベトナムと共に初出場することが決まっている。加えて今回のAFF女子選手権はフィリピン開催で地の利もある。

先日開催されたSEA Gamesで3連覇を達成したベトナム女子代表は、今度はAFF女子選手権の2連覇を目指した戦いとなる。オーストラリアが参戦する今大会で女王の座を維持するのは、かなり難しいと見られるが、来年のFIFA女子ワールドカップに向けて自信をつけるためにも、結果だけでなく内容にもこだわっていきたいところ。

なお、AFF女子選手権2022は7月4日~7月17日の日程でフィリピンで開催される。自国開催のSEA Gamesを終えたばかりのベトナム女子代表は5月30日に再招集される。その後、フランス遠征に出発し、7月1日にフランス女子代表と親善試合を行う予定。

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