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Vリーグ2022戦力分析、今季も移籍市場の主役となったトッペンランド・ビンディンFC ベールを脱ぐ“ベトナムの銀河系集団”

今季も他クラブが羨む大型補強を敢行

2021年の1部昇格から巨額の資金を投じて大型補強を繰り返しているトッペンランド・ビンディンFCは、今季も複数のベトナム代表クラスと有力外国人選手を獲得して移籍市場の主役となった。瞬く間に“ベトナムの銀河系集団”、”ベトナムのPSG”と呼ばれるようになったビンディンFCが目指すのはリーグ王者以外にはない。

大型補強を可能にしているのは、2021年から新スポンサーに就任したTopenland株式会社およびHung Thinhグループの豊富な資金力のおかげだ。両社は、ビンディンFCに対して3年総額3000億VND(約15億円)の資金を投じることを決定。昇格シーズンの2021年は、国内最高の右SBに成長したホー・タン・タイをベカメックス・ビンズオンから復帰させたのを皮切りに、ベトナム代表クラスを複数獲得したほか、リーグ得点王のFWリマリオ・ゴードンも補強。

昨年の補強の時もファンを驚かせたが、2022年の補強はそれを上回る大型補強となっている。活動停止したタンクアンニンFCからは、MFギエム・スアン・トゥ、チェコ育ちの越僑MFマック・ホアン・クアン、DFグエン・ティエン・ズイの3選手を獲得。ホーチミン・シティからはMFドー・バン・トゥアン、ハイフォンFCからは元ジャマイカ代表FWジェレミー・リンチ、ドイツ系越僑DFアドリアーノ・シュミット、SHBダナンからはFWハー・ドゥック・チン、DFドー・タイン・ティン、ブラジル人FWラファエルソン、ホンリン・ハティンからはMFリー・コン・ホアン・アイン、ハノイFCからDFチャン・ディン・チョンらを獲得。ローカル選手の殆どがベトナム代表招集歴がある実力者だ。

一気に戦力が充実したことでグエン・ドゥック・タン監督にとっては選択肢が増えたことになるが、ここからチームを作っていくのは簡単な作業ではない。実力が拮抗した選手たちを競争させて、最適な回答を見つけ出す必要がある。控えに回る選手たちのモチベーション維持を考えることも重要だ。

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