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Vリーグ第5節、ジーコマジック炸裂のHAGLが王者ベトテルに3発快勝で首位浮上

ベトナム1部Vリーグ1-2021シーズンは、3月23日から24日にかけて各地で第5節の試合が行われた。今節では、スター軍団のホアン・アイン・ザライ(HAGL)が昨季王者ベトテル相手に後半ゴールラッシュを演じて3-0の大勝を収めた。

この試合、HAGLは中盤の要グエン・トゥアン・アインが怪我で欠場。指揮官のキャティサック・セーナームアン(通称ジーコ)は、エースのグエン・コン・フオンをベンチに温存し、ナイジェリア出身の帰化FWグエン・チュン・ダイ・ズオンを先発起用した。予想外の布陣にベトテル陣営は困惑。しかし、序盤の危ない時間帯をしのぐと徐々にベトテルも落ち着きを取り戻し、前半をスコアレスで折り返す。

後半に入ると、HAGLは早めの時間帯にグエン・コン・フオンを投入し、攻撃のギアをチェンジ。これが見事に当たり、57分に途中出場のグエン・コン・フオンがカットインから左脚を振りぬいて先制点を決める。勢いづくHAGLはMFブー・バン・タインのゴールで更に2点を追加。終わってみれば、3-0でHAGLの完勝となった。HAGLが首位に立つのは2016年2月12日以来で、実に5年ぶりのこと。国民的人気を誇りながら、ファンを失望させてきたHAGLが新監督ジーコ・キャティサックのもとで今季飛躍を遂げようとしている。

この他の会場では、最下位に沈むホンリン・ハティン(HLHT)がホームでハイフォンFCを1-0で下して今季初白星。これで、全14チームが白星を挙げたことになる。また、ベトテルと並ぶ優勝候補のハノイFCは、敵地でホーチミン・シティ(HCMC)に3-0で圧勝して3連勝。この試合では、ハノイFCのMFドー・フン・ズンが前半に右脚骨折の大怪我を負い、今季絶望となってしまった。旧正月明けに霜田正浩監督が就任したサイゴンFCは敵地でベカメックス・ビンズオンに0-1の完封負けで2連敗を喫している。

第5節の結果は下記の通り。

3月23日
SHBダナン 1-2 SLNA
得点者: Rafaelson (5分:SHB.DN)、Phan Van Duc(35分、65:SLNA)
@ホアスアン・スタジアム(入場者数:5500人)

ナムディン 1-0 ビンディン
得点者:Oussou Konan(50分:ND)
@ティエンチュオン・スタジアム(入場者数:12000人)

HCMC 0-3 ハノイ
得点者:Do Duy Manh(35分:HN)、Nguyen Van Quyet(47分:HN)、Geovane Magno(57分:HN)
退場者:Ngo Hoang Thinh(28分:HCMC)
@トンニャット・スタジアム(入場者数:7000人)

3月24日
ビンズオン 0-1 サイゴン
得点者:To Van Vu(22分:B.BD)
@ビンズオン・スタジアム(入場者数:3000人)

タンクアンニン 2-0 タインホア
得点者:Pham Nguyen Sa(55分:TQN)、Eydison(90+2分:TQN)
@カムファー・スタジアム(入場者数:2000人)

HLHT 1-0 ハイフォン
得点者:Pham Tuan Hai(55分:HLHT)
@ハティン・スタジアム(入場者数:3000人)

ベトテル 0-3 HAGL
得点者:Nguyen Cong Phuong(53分:HAGL)、Vu Van Thanh(60分、68分:HAGL)
@ハンダイ・スタジアム(入場者数:3000人)

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