ベトナムフットボールダイジェスト+

Vリーグ2020第3節、昨季王者ハノイがHAGLに3発大勝で貫録勝ち

新型コロナウイルスの影響で長期中断していたVリーグ2020が再開し、6月5日と6日に第3節の試合が各地で行われた。いずれの会場も大勢の観客を迎え入れて実施され、サッカーファンは久々となるリーグ戦の開催を喜んだ。

今節では、昨季王者ハノイFCが国民的人気クラブのホアン・アイン・ザライ(HAGL)とホームで激突。試合はジャマイカ人FWリマリオ・ゴードンが古巣相手に2ゴールの大暴れを見せて、ハノイFCが3-0で圧勝した。HAGLの韓国人指揮官イ・デフン監督は試合後の記者会見で、「敗戦の責任は監督が取るもの。クラブが解任を決めるなら、それに従う」と語った。

開幕2連勝で首位に立つホーチミン・シティ(HCMC)は敵地でハイフォンFCと対戦。先日ホーチミン市内で婚約式を挙げたFWグエン・コン・フオンが欠場の中、HCMCはやや攻撃の決め手に欠いて、試合はスコアレスドロー。HCMCは無敗で首位をキープしたものの、韓国人指揮官のチョン・ヘソン監督はチームの出来に不満を露にした。

昇格組のホンリン・ハティンは、数少ないチャンスを確実にものにして敵地でタンクアンニンを2-0で下す大金星。ハティンにとっては嬉しいVリーグ初白星となった。なお、この試合の後半では、タンクアンニン所属のベトナム代表MFグエン・ハイ・フイが左脚を骨折する重傷を負って退場した。この怪我により、年内に予定されているワールドカップ・アジア2次予選での同選手の招集が難しくなったため、ベトナム代表を率いるパク・ハンソ監督は代わりの戦力を探さなければならなくなった。

タインホアFCは敵地でクアンナムFCの試合は、ほぼ互角の展開となったが、新加入のフランス人FWケべの移籍後初ゴールなどでクアンナムFCが2-1で競り勝った。この試合後、カップ戦とリーグ戦で合わせて4連敗のタインホアFCは、イタリア人指揮官のファビオ・ロペス監督の解任を決定した。

Vリーグ第3節の結果は以下の通り。※平均観客動員数:7214人

ハイフォン 0-0 HCMC(観客動員数:8000人)
ナムディン 1-2 ベトテル(同:15000人)
サイゴン 0-0 ビンズオン(同:2500人)
SLNA 1-0 SHBダナン(同:3000人)
クアンナム 2-1 タインホア(同:5000人)
タンクアンニン 0-2 ハティン(同:5000人)
ハノイ 3-0 HAGL(同:12000人)

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ