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AFF U-22選手権2019、ベトナムがグループA首位で準決勝進出

カンボジアで開催中のAFF U-22選手権2019は、2月21日にグループAの第3節が行われた。2連勝で既に準決勝進出を決めているベトナムとタイの試合は、ベトナムが押し気味に試合を進めたが、両チームともに最後までゴールを奪うことは出来ず、スコアレスドローに終わった。

グループA首位突破を決めたベトナム代表。もはやタイへのコンプレックスは感じられない。(写真:VFF)

中1日の連戦が続いたグループリーグの最終節。既にベスト4以上が確定しているベトナムは、選手の披露蓄積とコンディション調整を考えて、第2節東ティモール戦からスタメンを9人変更してきた。一方、勝って逆転でのグループ1位突破を狙うタイは、ほぼベストメンバーを送り込み、立ち上がりから果敢にプレスをかけてきた

しかし、ベトナムは落ち着いた試合運びで主導権を握り返すと、相手ゴール前で多くのチャンスを作っていく。得意の細かいパス回しでの崩しやミドルシュートで相手ゴールを脅かすベトナムだったが、あと一歩が決めきれず、前半をスコアレスで折り返す。

後半に入ると、引き分けでも1位突破が決まるベトナムは、攻め急がずにカウンターを狙う作戦に切り替える。思ったようなプレーが出来ないタイは徐々に苛立ちを募らせ、ラフプレーが増加。結局、後半も決定機はベトナムの方が多かったが、この日は相手GKが好セーブを連発。終盤は両チームともに勢いが衰えて、試合はこのまま0-0で終了した。

なお、同日行われたグループAのもう一試合では、東ティモールがフィリピンに1-0で勝利。この結果、グループAは2勝1分のベトナムとタイが勝ち点7で並んだが、得失点差でベトナムが首位、タイが2位通過。最終節で初白星の東ティモールは3位、3連敗のフィリピンは最下位での敗退が決まった。

準決勝は2月24日に行われ、グループA1位ベトナムはグループB2位(インドネシア、ミャンマー、マレーシアのいずれか)と対戦。グループA2位タイはグループB1位カンボジアと対戦する。

https://www.youtube.com/watch?v=y8STwWomJww

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