フットボールカンボジア

カンボジア人記者から見た本田カンボジアの一年。本田は既にカンボジア人の心を掴んでいる。

2018年8月12日、箝口令がひかれ、当時会場に現れるその時まで一切外に情報が漏れないという、カンボジアにしては出来過ぎなほど電撃的だった就任会見から約一年。スズキカップでの初勝利、U21LGカップでのタイ代表との90分0-0、W杯二次予選進出など概ね順調に進んでいるように見える本田カンボジアの仕事ぶりをカンボジア人記者はどう見ているのか。話を聞いた。

2018年8月12日。フェリックス監督、本田GM、サオ・ソカーFFC会長、キュー・サメスFFC副会長兼AFF会長と共に会見に臨む本田GM。挑戦はこの日から始まった。

話を聞いたのは英字紙プノンペンポストで外国人スポーツ記者の下で、取材と執筆を学び現在はオンラインニュースサイトで執筆する傍、エディターとして後身の育成にも当たるウン・チャムラン氏。カンボジアのスポーツ記者の草分けとしてカンボジアでは著名な彼は本田カンボジアの一年をどう評するのか。

9月15日のバーレーン代表との試合の後に本田GMが選手と共にスタジアムを一周した際に選手に語りかける動画を投稿したのは彼が現在勤務しているトメイトメイ。日本でも日本語字幕がつけられサッカーファンを中心に話題を集めた。

 

 

私:本田カンボジアになって一年が経ちましたね。

チャムラン:彼らは今とてもポジティブだと思う。彼らのチームは練習の時から、全ての時間をかけてトライする気持ちを選手に植えつけている。全ての選手たちに君たちがカンボジアの未来だと伝えることで、選手のモチベーションは高い。結果も今のところ良いと思うよ。これまでは彼が言っている通り、スタイルの確立するための期間だったと思う。

 

(残り 2583文字/全文: 3357文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ