元ハノイFC岩政大樹監督、来季J2降格の北海道コンサドーレ札幌の新監督に就任
北海道コンサドーレ札幌は12月12日、来季の新監督に元日本代表の岩政大樹氏(42歳)が就任すると発表した。札幌は今季J1の20チーム中19位に低迷し、9年ぶりとなるJ2降格が決まった。
札幌の新監督に就任することが決まった岩政氏は、現役時代にJ1鹿島アントラーズでセンターバックとして活躍。2014年には、タイ1部BECテロ・サーサナに移籍して初の海外挑戦。2015年にはJ2ファジアーノ岡山に移籍して、2016シーズンに退団。その後は、関東リーグの東京ユナイテッドFCに選手兼コーチとして加入し、東京大学運動会ア式蹴球部コーチも務めて、2018年に現役引退。
2022シーズンには古巣である鹿島アントラーズのトップチームコーチに就任し、同年8月から監督に昇格。2023シーズン終了後に契約満了で鹿島の監督を退任。翌2024年1月には、ベトナム1部ハノイFCの監督に就任して不振にあえいでいたチームを立て直して、チームをVリーグ3位、ベトナムカップ準優勝に導いた。同シーズン終了後にベトナムを離れ、東京学芸大学蹴球部コーチに復帰していた。
北海道コンサドーレ札幌は、かつて元ベトナム代表FWレ・コン・ビンが東南アジア人初のJリーガーとしてプレーしたほか、タイ代表MFチャナティップ・ソングラシンがプレーしたため、ベトナムでも知名度が高い。
岩政新監督は札幌のクラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントした。
「北海道コンサドーレ札幌の監督に就任することになりました、岩政大樹です。私が感銘を受け、参考にさせていただいてきたコンサドーレの攻撃的なフットボールを継承し、さらに前進させていきます。北海道、札幌、そしてコンサドーレには大きな可能性があります。ここにしかない空気、ここにしかない文化でここにしかないフットボールを作り上げていきましょう。皆さん、よろしくお願いします!」