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ベトナム1部SHBダナン、U-21チームコーチのチャン・アイン・コア氏が自殺

ベトナム1部SHBダナンでミッドフィルダーとして活躍し、引退後は同クラブの下部組織で指導者として働いていたチャン・アイン・コア氏(33歳)が12月4日朝、南中部沿岸地方ダナン市内の自宅で死亡しているのが見つかった。自殺と見られている。

Photo:SHBダナン

チャン・アイン・コア氏は、SHBダナン下部組織出身で2013年にトップチーム昇格。期待の若手の1人として順調に出場試合数を増やしていったが、2015年のVリーグ1第25節ソンラム・ゲアン(SLNA)戦で、ベトナム代表DFクエ・ゴック・ハイから悪質なタックルを受けて靭帯断裂の重傷を負った。数回にわたる手術とリハビリの甲斐もなく、怪我が完治しなかったため、24歳の若さで現役引退を余儀なくされた。

引退後は指導者に転身して、SHBダナン下部組織で若手を指導。逝去する前はベトナム3部所属のU-21SHBダナンでアシスタントコーチを務めていた。地元紙によると、遺体発見時、同氏はSHBダナンのジャージを着たまま、自宅階段で亡くなっていたとのこと。

トップチームコーチのダオ・クアン・フン氏は、「ユースチームの部屋の状態を確認するため、昨夜電話で話したばかりだ。それなのに、今朝になって彼が亡くなったと連絡を受けた。これから彼の自宅を訪ねるつもりだ」と話した。

コア氏は朗らか性格で同僚や若手選手たちからも慕われていた。SHBダナンの関係者やファンは突然の訃報にショックを受けている。

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