【AFFフットサル女子選手権】ベトナム代表が決勝で宿敵タイにリベンジ。延長戦の末に勝利して初代女王の座に輝く
フィリピン・マニラで開催されたAFFフットサル女子選手権2024(第1回ASEANフットサル女子選手権)は11月21日にベトナム代表とタイ代表による決勝が行われ、延長戦の末に2-1でベトナムが勝利した。
ベトナムとタイは前日に行われたグループステージ最終節でも対戦しており、この時はベトナムが0-3で敗れて、タイが首位突破、ベトナムが2位通過で決勝に進出した。同一カードによる決勝でも序盤はタイが主導権を握ったが、徐々にベトナムが盛り返して、前半はほぼ互角の展開に。
後半はややベトナムが押し気味に試合を進めて、双方にチャンスがあったが、どちらも決めきれずに延長戦に突入。試合が動いたのは延長前半の43分、グエン・フオン・アインがセットプレーから豪快に蹴り込むと、相手DFに当たって角度が変わり、そのままゴールイン。ベトナムに待望の先制点が生まれる。
しかし、圧力を強めたタイに対して、ベトナムは延長後半の46分に痛恨のオウンゴールを献上。一瞬嫌な空気が流れたが、すぐに切り替えると、ベトナムは直後のCKのチャンスから再びグエン・フオン・アインが決めて勝ち越し。ベトナムは残り時間タイの猛攻をしのぎ切って2-1で勝利し、大会の初代女王の座に輝いた。なお、同日行われた3位決定戦ではインドネシアがミャンマーを4-1で下している。
試合後のセレモニーでは、決勝で2ゴールの活躍を見せたグエン・フオン・アインが今大会5得点で得点女王に、チン・グエン・タイン・ハンは大会MVPの個人タイトルを獲得。試合後、ベトナムサッカー連盟(VFF)はチームの健闘と勝利を称えて、6億VND(約370万円)の報奨金を贈ると発表した。