【ASEAN U-16選手権】ベトナムが3位決定戦で地元インドネシアに0-5の屈辱的大敗
インドネシアで開催されたASEAN U-16選手権2024は7月3日に3位決定戦が行われ、U-16ベトナム代表が地元U-16インドネシア代表と対戦した。試合は0-5という信じがたい大差でベトナムが敗れ、大会を4位で終えた。
試合は前半から約9000人の地元サポーターの声援を受けたインドネシアが主導権を握った。ベトナムは多くの主力が怪我で欠場しており、自陣に押し込まれる時間が長かった。なんとかしのいでいたベトナムだが、前半終了間際に立て続けに2失点して、前半を0-2で折り返す。
この2失点は若きベトナム代表に大きな心理的プレッシャーを与えたようで、後半もショックを引きずっている選手が多かった。それでも点差を詰めるべく、ベトナムは積極的に前に出たが、それをあざ笑うかのようにインドネシアが効果的なカウンターなどでゴールを重ねていき、終わってみれば0-5の大差でベトナムが大敗。
実力的に大差がない相手のはずだが、完全アウェイの中での試合で、ミスから連続失点したことにより精神的に追い込まれ、試合中に立て直すことができなかった。
なお、同日行われた決勝では、U-16オーストラリア代表がPK戦(1-1(8-7))の末にU-16タイ代表を下して、タイ、ベトナムと並ぶ最多タイの3度目の優勝を決めた。
U-16ベトナム代表は今年、10月19日~10月27日の日程で開催されるU-17アジアカップ2025予選に出場する。ベトナムはイエメン、キルギスタン、ミャンマーと同じグループIに入っており、ベトナムは同グループでホスト国を務める。今回のASEAN U-16選手権での失敗を教訓とし、勝つためのチーム作りを進めていく必要がある。