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井尻監督率いるU-17ベトナム女子代表、日本遠征最終戦となる決勝戦は日本代表に0‐12大敗で準優勝

日本ASEAN友好協力50周年記念認定事業「JENESYS U-17 Women’s Football Memorial Cup」に出場するため、日本・沖縄遠征中のU-17ベトナム女子代表は3月21日に行われた今大会最終戦となる決勝でU-16日本代表と対戦して0-12の大差で敗れた。

Photo:VFF

ここまでの試合を通してコーチ陣は、両チームの実力差を把握。ベトナムは引き続きベストメンバーをスタメンに送り込んだ。ここまで無失点で勝ち上がってきたベトナムだったが、決勝で対戦した日本相手には全く歯がたたず、次々と失点を重ねていった。

U-17ベトナム代表の井尻明監督は、0‐12というスコアについて以下のように語った。

「私は日本人なので、日越の間にまだ大きな実力差があることは試合前から分かっていた。例えば、ベトナムのGKはサッカーを始めて1年にも満たない初心者だ。この大会では、私は裏方に徹して実際の指揮はベトナム人コーチに任せた。ベトナム人指導者が成長しなければ、ベトナムサッカーの発展は望めないからだ。今大会のタイ代表はタイ人指揮官のもとでプレーしていた。近い将来、ベトナムの脅威になるだろう。ベトナムの選手たちは技術的に未熟だ。多くのベトナム人指導者は、ベトナム人選手に不足しているのはフィジカルだと思っているが、私は不足しているのはテクニックだと確信している。今後もボールを使ったトレーニングで技術を向上させていきたい。」

なお、決勝戦の後、今大会に出場した各チームは元なでしこジャパンのメンバーと交流。表彰セレモニーでは、ベトナムのレ・ホン・イエウが元日本代表の宮間あやさんから大会MPV賞を授与された。また同日夜には、各チームの文化交流イベントも催された。

U-17ベトナム女子代表は3月22日に東京に移動し、日本文化体験やワークショップ、キリンチャレンジカップ2023試合視察を行った後、3月25日に帰国する。

Photo:VFF

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