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【AFC U-20女子アジア杯予選】グループFは井尻監督率いる地元ベトナム代表が2次予選進出

東北部フート省ベトチー・スタジアムで行われていたAFC U-20女子アジアカップ2024-1次予選グループFは3月11日に最終節の試合が行われ、井尻明監督が率いる地元U-20ベトナム女子代表が、U-20インド代表と1-1で引き分けた。この結果、ベトナムとインドが勝ち点7で並んだが、得失点差で上回るベトナムが2次予選進出を決めた。

Photo:VFF

ベトナムとインドはここまで共に2連勝だが、得失点差で1点上回るベトナムは引き分けでも1次予選突破が決まる状況。一方のインドは勝たなければ敗退とあり、序盤から積極的にゴールを狙ってきた。この攻めの姿勢が奏功し、インドは立ち上がりに鮮やかなミドルシュートを決めて先制。

いきなり1点を追う展開となったベトナムだったが、意気消沈した様子を見せることなく、すぐに主導権を握り返す。この日はフィニッシュの精度に欠いたベトナムだが、前半アディショナルタイムにMFチャン・ニャット・ランが値千金の同点ゴールを決めて、前半を1-1で折り返す。

後半もベトナムが主導権を握ってインドゴールを攻め立てたが、決定機を活かせず追加点が遠い。終盤に差し掛かると、このままドローでも突破が決まるベトナムは堅守速攻に戦術をシフト。最後の力を振り絞って攻めるインドの攻撃をしのぎ切り、試合はこのまま1-1でホイッスルが鳴った。

同日行われたグループFのもう一試合では、U-20インドネシア女子代表がU-20シンガポール女子代表に4-0で勝利している。最終節を終えて同組は、1位ベトナム(勝ち点7)、2位インド(同7)、3位インドネシア(同3)、4位シンガポール(同0)の順位となった。なお、ベトナムサッカー連盟(VFF)は1次予選突破を決めたU-20ベトナム女子代表に2億VND(約114万円)の報奨金を贈った。

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